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社長の吉野でございます。
この度「2025年度日本経営品質賞大賞(大企業部門)」に選出をいただきました。
本年3月に創業50周年の節目を迎えた当社にとって、この上ない栄誉となりました。

ワイズマートは「お客様の身近な冷蔵庫がわりでありたい」を理念に掲げる「小さなスーパー」です。業界平均の3分の1の面積しかありません。有力チェーンがしのぎを削る首都圏有数の激戦区で、こんなちっぽけな店は、とっくの昔に消えていてもおかしくありませんでした。
コツコツ売上を積み上げても、大型店が出店すればお客様を奪われ、利益はすぐになくなる。
社員もパートさんも懸命に努力しているのに報いることができず、離職率は20%を超えたこともありました。

そんな中、今から24年前の2001年。日本IBMさんの勉強会で「日本経営品質賞」を知りました。
当時私は37歳。2代目社長となり、社名を変え、上場も控えていましたが、財務体質はぜい弱で、人も安定していませんでした。9.11のNYテロを理由に上場を延期しましたが、本当の理由は“会社の評価が著しく低かった”からです。

ここから経営品質賞のフレームワークを意識した経営に舵を切りました。

90億円の有利子負債を減らし、離職率を下げる。
「大きな会社より、強い会社。かっこいい会社より、あったかい会社」を目指さなければ悪循環から抜け出せない、そう悟ったのです。

コンパクトストアに磨きをかけよう!と、生鮮と惣菜の強化に取り組みました。
売上を追うより、不採算店は閉じて社員の休みを確保する。
どうしたら社員が主体的に考え働けるのか。モチベーションの源泉は何か。
その問いと向き合い続けた結果、

店主集団経営、店舗を256チームに細分化してPLを算出し全社員に開示。
徹底した見える化、「見てあげることは最高の教育」という哲学。
全社員面談、ビジネスモデル特許を取得した評価制度とフィードバック。
社内SNSの活用、観劇会や食育活動、子育て支援──
様々な変革活動が形になっていきました。

駅ビルやディベロッパー様から狭小スペースへの出店要請を受けるまでになりました。
こうした取り組みをご評価いただいての「大賞」です。

苦労を共にしてきた社員にとって、この受賞がどれほどの励みになるか。皆でこの喜びを分かち合いたいと思います。

人口減少・都市集中化の波は止まりそうもなく、これからも競争は激化することでしょう。
コンパクトストアを磨き続けなければ未来はない。プロセスセンターも立ち上がります。

今回の審査でも34ページにわたる評価レポートを頂戴し、まだまだ改善すべき点が多数あることに気づかされます。経営品質の向上を目指す活動に終わりはなく、これからも信頼できる仲間ともに「ありたい姿」を目指して参ります。

全国には同じ志を持つ仲間がいます。私たちも他の企業から多くを学んできました。
今後は受賞組織として、私たちの気づきや取組みをシェアし、「経営品質を高めたい」と願う皆さまとの交流を通して、私たちも成長できれば望外の喜びです。

株式会社ワイズマート
代表取締役社長 吉野 秀行
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私たちは、地域に根付く駅や自宅の最寄りにあるスーパーとして、あなたのお食事(朝食・昼食・夕食)の献立をサポートしたり、ふらっと気軽に立ち寄れるお弁当・お惣菜を、いつでも納得の価格でご提供しています。いざというときに頼れる、安⼼・信頼できる「おうちの冷蔵庫」のような存在を目指しています。

お惣菜をはじめ「美味しい」と思っていただける温かくて美味しい商品の数々をご用意して、あなたの帰りをお待ちしています。

⼩さいながらも他店より好き。帰宅前についふらっと寄りたくなる、台所スペース。それが、ワイズマートの「原点」です。